ご挨拶 | 私たちの想い
大戦の敗戦によって焦土と化した日本を再生しようと、人々が懸命に復興への途を歩んでいた昭和２８年、弊社は産声をあげました。
まだ低層の木造建築物ばかりが軒を寄せ合っていた、現在の景観とは全く異なる大須の町。そこに創業者、長谷川一郎は家具製造・販売の会社を設立。
あらゆる物が不足していた時代に必需品とも言える家具をお届けすることによろこびを見出していました。
また同時に、社を構えたこの大須という町の発展に貢献していきたいという気持ちを漠然と抱き続けていました。
やがて一郎は、商業ビルの建設によって大須の発展に寄与できるのではないかと考えるに至り、資金調達など紆余曲折の末「第１ハセビル」を愛してやまない大須の町に竣工させました。
当時としては冒険とも思える６階建ての商業ビルは、多くの人々から愛され、そして数多くの店舗によって、まさしく一郎の夢であった大須発展の一助になったと思われます。折しも高度成長期の真只中、大須の町は名古屋市民の憩いの場として栄え、名古屋で最も賑やかな繁華街となりました。またその賑わいに比例するように「ハセビル」も棟数を増やしていきました。
しかしその大須もライフスタイルの変遷と共に、一時は商店街も衰退の一途を辿るといった洗礼を受けざるを得ない時期もありました。
そのような冬の時代を大須は乗り越え、今では多くの若者たちから熱く支持されるブランドの集積する街へと変貌し、再び多くの人々が足を運ぶスポットとして蘇りました。
その間、弊社は他地域への賃貸マンションの建設など、業務を順調に拡大し不動産事業に真摯に取り組み続けてきました。
弊社は、現在でもあくまでも軸足は会社設立の地、大須に置きながらさらなる飛躍を期しています。
有能な建築家と共に街をより活性化するためのプロジェクトを推進しているのも、その志の表れからです。
どうぞ、弊社のこのような志をご理解いただき、今後もよりいっそうのご支援とご愛顧を何卒よろしくお願いいたします。
長谷川家具株式会社 HASE-BLDG. （ハセビル）
代表取締役 長谷川 芳子
